『宇宙から来た少女 第4巻』を発売しました!
今回は「妙なことから深まっていく人間関係?」を描いています。
人はふとしたことで出会い、必要であればその人と関係を持ちます。仕事の仲間だったり、友人だったり、恋人だったり。しかし、必要でなければどちらともなく疎遠になってしまいます。「必要かどうか」はそれぞれが決めることで、一方的に接してこられても、利害が一致しなければ、やはり疎遠になる。では、その利害関係って、どうやって決めるのでしょう?
一つの方法論として考えられるのは「相談しよう、そうしよう」です。
「わたしは貴方の持ってるここが知りたい。でも、貴方に与えてあげられるものはこれしかない」って話になります。その場合、一方的に不利な立場があった場合「それでもいいから貴方と仲良くしたい」ってこともあるんです。まぁ、多くはないかもしれませんが……。
しかし、多くの場合はこのような相談なんてしなくても勝手に決まるもので、「なんでこの二人が?」と思えるような二人であっても、他人に求める「何か」があるからこそ、仲が良くなるのであって、仲がいい者同士の片方が、完全に一方的に何かを得ているってことはなさそうです。
と言うか、私ならそういう縁は切っちゃいます。(笑)話していても、会っていても面白くないのであれば、どちらともなく疎遠になる。または相手がつまらなそうだな、嫌がっていそうだなと思ったら、同じように疎遠になる。どこかに相容れる利点があるからこそ、付き合い続けていけるのだと思います。
それが人の付き合いなのではないでしょうか。
なんだか書き始めたら止まらなくなって、色々書いてしまいましたが……。そんな一見、関連性のなさそうに見える二人でも、付き合いがあるってことは何かしらの縁(それぞれの理由)がある訳です。
そんな、大輔と、新たに登場する人々の様々な出会いと付き合い方からどんどん転がっていく、大輔と姫のストーリーです。
是非、ご一読ください。
著書一覧を見る